一
路地にこぼれる 赤い灯が
おれをかなしく 呼びとめる
夜の寒さに 肩寄せあって
飲んだあの日の もやい酒
逢いたいな こんな夜は
おまえに 逢いたいよ
二
箸の袋に 好きと書き
おれにあまえて くれたやつ
細い襟足 ほくろが一つ
酒をつぐ手に からみつく
しみじみと 思い出す
おまえを 抱いた夜
三
音もたてずに 降りしきる
雪の白さが 目にしみる
酔えばおまえの ぬくもり今も
時の流れに 消えもせず
逢いたいな こんな夜は
おまえに 逢いたいよ
※ 酒がたり(酒語り) : 술 이야기. 夜語り(よがたり) / 밤에 이야기함; 그 이야기. 冬の夜語り/ 겨울밤에 하는 이야기.